Lexar NM790 SSDはどれを選ぶべきか?容量・出品ごとの違いを比較

PC周辺・ネットワーク

PS5にもPCにも使えるPCIe Gen4 SSDとして定番化したLexar NM790だが、同じ型番でも販売ページによってヒートシンクの有無・対応容量・付属品の記載が異なり、「結局どれを買えばいいのか」で迷う人が多い製品でもある。

4人家族のゲーミングPCでも1人暮らしのPS5増設でも、迷うのは性能差ではなく「どの出品を選ぶか」という点だ。結論から言えば、PS5に載せるならヒートシンクなしの本体のみモデル、デスクトップPCでGen4の速度を使い切りたいならヒートシンク付きモデルを選べば失敗しない。

価格・評価の目安(2026-10-13時点・楽天市場調べ)

画像 商品 実売価格 レビュー数 平均評価
Lexar NM790 ヒートシンク付き SSD Lexar NM790 ヒートシンク付き SSD 35,800円 5件 ★★★★★ 4.60
Lexar ヒートシンク付 NVMe M.2 Lexar ヒートシンク付 NVMe M.2 35,800円 1件 ★★★★☆ 4.00
SSD Lexar NM790 1TB SSD Lexar NM790 1TB 36,800円 16件 ★★★★★ 4.75
Lexar SSD 2TB グラフェン放熱シート Lexar SSD 2TB グラフェン放熱シート 53,000円 3件 ★★★★★ 5.00

※価格・評価は変動します。最新はリンク先でご確認ください。

ぽっちろぐの判断

評価軸 判定 ひとこと
速度(体感性能) ★★★★★ DRAMレスでもシーケンシャル・ランダムともハイエンド級との評価が一致
発熱耐性 ★★★☆☆ 連続大容量書き込みでサーマルスロットリングの指摘あり、エアフロー次第
PS5適合性 ★★★★☆ 薄型・本体のみ選べば収まるが、厚型ヒートシンク品を誤選すると干渉リスク
コスパ ★★★★☆ DRAM搭載の競合より価格優位、業務級の連続書き込みでは差が縮む
出品選びのわかりやすさ ★★☆☆☆ 同型番でヒートシンク厚・容量表記が出品ごとに違い誤選択を招きやすい

結論:PS5増設や普段使いのゲーミング・動画編集なら薄型/本体のみモデルの1〜2TBで十分満足できる見立てだが、出品ページの容量・ヒートシンク厚の表記ゆれには要注意。業務レベルで大容量データを休みなく書き込み続ける人は、DRAM搭載の競合機を待つ・選ぶほうが安心。

※本記事はメーカー公式スペック・専門メディアのレビュー・購入者の声を横断的に比較し、用途適合度から編集部が判断したものです(実機による計測は行っていません)。

Lexar NM790とは何か

NM790はDRAMレス設計でありながら、独自のキャッシュ制御でハイエンド機に近い速度を出すPCIe Gen4×4のNVMe SSDだ。フォームファクタはM.2 2280、インターフェースはPCIe Gen4×4で、PS5の増設要件(M.2 2280、PCIe Gen4対応)を満たしている。DRAMレスというと速度面で不利に見えるが、後述する専門メディアの評価を見る限り、シーケンシャル・ランダムアクセスともにDRAM搭載機と遜色ない数値が出ている。

一方で、販売ページのタイトルには「1TB 2TB 8TB」という表記をしている出品もあるが、メーカー公式の仕様ページで確認できるラインナップは1TB・2TBを中心に4TBまでで、8TBモデルの公式スペックは確認できない。タイトルの容量表記は出品者側の関連キーワード的な記載である可能性があるため、購入前に商品ページ本文の型番・容量欄を必ず確認したい。

出品ごとの違いを比較

同じNM790でも、ヒートシンクの有無と容量ラインナップが出品によって異なる。以下は代表的な3パターンの比較だ。

画像 出品タイプ ヒートシンク 対応容量(出品表記) 保証
Lexar NM790(正規代理店・グラフェン放熱シート搭載) 正規代理店・グラフェン放熱シート付き グラフェン放熱シート(薄型) 1TB/2TB/8TB表記 メーカー5年
Lexar NM790(ヒートシンク付き・月間優良ショップ) ヒートシンク付き(アルミ合金) アルミ合金製ヒートシンク(厚型) 1TB/2TB/4TB メーカー5年
Lexar NM790(本体のみ・高耐久モデル) 本体のみ なし 1TB/2TB/4TB メーカー5年

ここで押さえておきたいのは、容量ラインナップの違いよりもヒートシンクの厚みの違いだ。PS5はM.2スロット上部のクリアランスが決まっているため、分厚いアルミ合金ヒートシンクを装着したモデルは、純正の設置スペースに収まらないことがある。薄型のグラフェン放熱シートタイプか、本体のみのモデルを選び、必要であれば別売りの低背ヒートシンクを後付けする方が安全だ。デスクトップPCのM.2スロットで使うなら、マザーボード側に標準でヒートシンクが付いていることも多いため、その場合は本体のみモデルを選んで重複を避けたほうが合理的といえる。

※数値・仕様はメーカー公式サイトおよび正規代理店ページの記載値

専門メディア評価から見るNM790の実力

※ この項目は専門メディアのレビューと購入者の口コミをもとに構成しています。

マイベストの検証では、PS5対応SSDというカテゴリの中でシーケンシャルアクセスの速さ・ランダムアクセスの速さがともに高く評価されている一方、内部温度の低さの評価はやや控えめだった。DRAMレス設計で速度を稼いでいる分、発熱側にしわ寄せが来やすい、という設計の特性が数値に表れている形だ。

海外メディアのTom’s Hardwareも、「ノートPC・デスクトップ・PS5のいずれでも優秀に動作するオールラウンドなPCIe 4.0 NVMe SSD」と評価しており、用途を選ばない汎用性の高さが複数の評価軸で一致している。

レビューから見える満足点・気になる点

※ この項目は専門メディアのレビューと購入者の口コミをもとに構成しています。

満足の傾向としては、シーケンシャルだけでなくランダムアクセスも体感で速く、ゲームのロードや動画編集の書き出しでハイエンド機との違いを感じにくいという声が目立つ。取り付けの簡単さや、PCIeレーンを認識した後の安定動作についてのコメントも複数見られる。

気になる傾向としては、高負荷の連続書き込み時に温度表示が高くなる、あるいは動作がやや不安定に感じられるという指摘が複数のレビューで繰り返されている。これはDRAMレス構成とキャッシュ制御の仕組み上、連続した大容量書き込みが続くとキャッシュ切れでサーマルスロットリングが起きやすいという、この製品の設計に起因する傾向だ。実害としては、数十GB単位の動画ファイルをまとめてコピーするような使い方でなければ体感しにくく、PCケース内にエアフローがある環境やPS5純正の冷却構造の中であれば影響は限定的になる。ヒートシンクなしモデルを選ぶ場合は特に、設置場所の通気を確保しておくと安心だ。

公式スペック早見表

項目 1TBモデル 2TBモデル
インターフェース PCIe Gen4×4 PCIe Gen4×4
フォームファクタ M.2 2280 M.2 2280
読込速度(最大) 7,400MB/s 7,400MB/s
書込速度(最大) 6,500MB/s 6,500MB/s
耐久性(TBW) 1,000TBW 1,500TBW
MTBF 1,500,000時間 1,500,000時間
重量(本体) 約48.6g 約48.6g
保証 5年 5年

※数値はメーカー公式サイトおよび正規代理店ページの記載値。容量が上がるほどTBW(書き込み総量の上限目安)が増える点は、長期間ヘビーに書き込みを行うクリエイター用途では判断材料になる。

用途別シナリオで考える

  • PS5のストレージが残り少なくなってきた人:PS5純正ヒートシンクの下に収めることが前提になるため、薄型のグラフェン放熱シートタイプか本体のみモデルを選ぶ。アルミ合金の厚型ヒートシンクはクリアランス的に非推奨。
  • 4K動画編集で作業ドライブを増やしたいクリエイター:1500TBWの2TBモデルが実質的な下限ライン。素材の読み書きが日常的に続く用途では、1000TBWの1TBモデルより書き込み耐性に余裕がある2TB以上を選んだほうが長く使える。
  • ケース内エアフローが弱い小型PCでGen4を使いたい人:ヒートシンク付きモデルを選び、温度表示が高くなりやすいという傾向をあらかじめ織り込んでおく。ケースファンが1基しかないような構成では、連続書き込み時のサーマルスロットリングが性能低下として出やすい。
  • ノートPCに裸族のまま増設したい人:ノートPC内部はM.2スロット周りの高さに余裕がないことが多いため、本体のみモデルが基本。ヒートシンク付きは物理的に蓋が閉まらないケースがある。

代替になる別製品との違い

同価格帯で比較されやすいのがWD Black SN850XやSamsung 990 Pro、Crucial P5 Plusといった競合モデルだ。SN850Xや990 ProはDRAMを搭載した設計で、長時間の連続書き込みが続く場面での速度の落ち方が穏やかとされる一方、同容量帯で比べるとNM790より価格が高めに位置づけられることが多い。NM790はDRAMレスでコストを抑えつつ、キャッシュ制御でシーケンシャル・ランダムともにハイエンド級の数値を出す設計のため、普段使いやゲーミング用途でコストパフォーマンスを優先するなら有力な候補になる。逆に、業務用途で大容量データを途切れなく書き込み続けるような使い方なら、DRAM搭載機の安定性に分がある場面も出てくる。

買う前の確認チェックリスト

  1. ヒートシンクの厚みと設置先のクリアランス:PS5や小型PCケースでは厚型ヒートシンクが物理的に干渉することがあるため、設置先の高さ制限を先に確認する。
  2. 容量表記がメーカー公式ラインナップに実在するか:タイトルに「8TB」等の記載がある出品でも、公式仕様で確認できる容量かを商品ページ本文で確かめる。
  3. 付属品の違い:放熱シート・ネジ・ラベルシールなど、出品によって同梱物が異なることがあるため、商品ページの付属品欄をチェックする。
  4. 保証の適用条件:5年保証自体はメーカー共通だが、並行輸入品か正規代理店経由かで国内でのサポート窓口の扱いが変わることがあるため、販売元の記載を確認する。
  5. マザーボード・本体側のPCIe世代:Gen3スロットでも動作はするが、Gen4フルの速度は出ない。使用環境のPCIe世代を事前に確認しておく。
  6. 連続書き込みが多い用途かどうか:動画編集など大容量データを扱う場合は、1TBより2TB以上を選んだほうがTBWに余裕が持てる。
  7. 同一型番内でのJANコード・容量差異:同じ「NM790」という型番表記でも容量違いの出品が並んでいることがあるため、注文前に容量と型番の組み合わせを再確認する。

購入先の選び方

楽天市場内でも複数のショップが同じNM790を扱っており、価格差の大部分はヒートシンクの有無・容量・付属品の違いで説明がつく。極端に価格が離れている出品を見つけたときは、まず容量とヒートシンクの有無を確認すれば、どちらが「お得」なのか「仕様が違うだけ」なのかが判断できる。

結論:どれを選ぶべきか

多くの人にとっての基準は、PS5用途ならヒートシンクなしか薄型タイプの1TBまたは2TBモデル、PCゲーミングや動画編集用途ならヒートシンク付きの2TBモデルだ。DRAMレス設計でありながら速度面の評価が高く、価格帯も競合のDRAM搭載機より抑えられている点が選ぶ理由になる。例外的に別の選択肢を検討する価値があるのは、業務レベルで大容量データを休みなく書き込み続けるようなケースで、その場合はDRAM搭載機の安定性を優先した方が長期的には扱いやすい。

よくある質問

Q. ヒートシンク付きと本体のみ、PS5にはどちらが適切ですか?
PS5の内部には純正の冷却カバーがあり、高さに制限があるため、厚型のアルミ合金ヒートシンクを装着したモデルは収まらないことがある。薄型のグラフェン放熱シートタイプか本体のみモデルを選び、必要に応じて低背タイプのヒートシンクを別途用意するのが安全だ。

Q. 1TBと2TBでTBW(書き込み耐性)が違うのは実用上どのくらい影響しますか?
1TBモデルは1,000TBW、2TBモデルは1,500TBWとされており、数値上は2TBの方が余裕がある。一般的なゲーム用途や日常的な読み書きでは両者の差を意識する場面は少ないが、動画編集などで日常的に数十GB単位の書き込みを繰り返す使い方では、2TB以上を選んだ方が長期的な安心感がある。

メーカー公式サイトおよび各販売ページの記載、価格.comのユーザーレビューを参照しました。

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

タイトルとURLをコピーしました