1万円台の複合機はどれが正解?EW-056A・EW-456A・TS3730を用途別に比較

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年賀状や書類印刷が中心の1〜2人世帯ならエプソン「EW-056A」が第一候補。

エントリー価格帯でありながら印刷コストは上位機と大差なく、機能を削った分だけシンプルに使える構成になっている。

結論|1万円台のインクジェット複合機なら「EW-056A」が第一候補

今回比較する3機種と選定理由(EW-056A/EW-456A/TS3730)

今回比較するのは、エプソンの「EW-056A」「EW-456A」、キヤノンの「TS3730」の3機種。いずれも1万円台前半〜半ばで買える家庭用インクジェット複合機の定番で、WiFi接続・コピー・スキャン・スマホ対応という基本機能は共通している。

この3機種を選んだ理由は、価格帯がほぼ揃っていながら「機能を削ったエントリー機」と「液晶・自動両面印刷付きの一段上」という2階層がエプソン側に存在し、キヤノン側の代表機と比べたときに何が削られていて何が変わらないのかが分かりやすいため。同じ価格帯でメーカーをまたいで選ぶ場合の判断材料にもなる。

EW-056Aが向く人・向かない人を先に一言で

EW-056Aが向くのは、年賀状・書類・レシート程度の家庭印刷が中心で、印刷頻度が月に数回〜十数回程度の人。価格.comの口コミでは、スキャナは普通に使え、互換インクも利用できてランニングコストを抑えられるという声が見られる一方、大量印刷には向かず普段使い向きという評価が多い。接続の簡単さや動作の安定性を評価する声もあり、初めて複合機を使う人でも設定でつまずきにくい機種と言える。

向かないのは、両面の書類を頻繁に扱う人と、印刷スピードを重視する人。マイベストの検証では、液晶画面が非搭載でエラーの原因が画面上で確認しづらい点、自動両面印刷・自動電源オンに対応していない点が弱点として挙げられている。ただしエラー内容が分からないだけで印刷自体ができなくなるわけではなく、用紙切れやインク切れといった典型的なエラーはランプの点滅パターンで判別できる設計になっている。両面印刷も手差しで裏返せば対応できるため、月に数枚程度なら実害は小さい。

上位機EW-456Aに乗り換える価値があるのはどんな時か

EW-456Aは1.44型液晶と自動両面印刷を備えた上位機で、実売はEW-056Aより数千円上乗せされる。この差額を払う価値があるのは、契約書や資料など両面印刷を日常的に使う人、またエラー時に画面で原因を確認したい人。逆に、印刷対象が年賀状や写真中心で両面印刷をほとんど使わないなら、EW-056Aで十分にコストを回収できる。液晶があること自体が印刷品質やコストに直結するわけではなく、あくまで操作性と手間の差だという点は割り切って判断したい。

型番の見分け方|EW-052A・EW-056A・EW-452A・EW-456Aは何が違う?

エプソンのカラリオシリーズは型番の末尾数字が世代を示している。「EW-052A」はEW-056Aの前身機種で、価格.comニュースによると液晶画面非搭載でシンプルな機能とコンパクトサイズが特徴という位置づけは変わっていない。マイベストの検証でも、EW-056AはEW-052Aの後継だが価格・性能はほぼ変わらず、カラー印刷1枚あたりのコストも同水準と評価されている。つまりEW-052AとEW-056Aは実質的に同クラスで、旧世代の在庫が残っていても機能面で大きな差を心配する必要は薄い。ただしメーカーのサポート期間や販売終了時期は世代が古いほど早く来るため、長く使う前提なら現行のEW-056Aを選んだほうが無難。

一方「EW-452A」の後継が「EW-456A」で、こちらは1.44型液晶と自動両面印刷を搭載したワンランク上のシリーズ。つまり型番の下1桁が「2」か「6」かで液晶・両面印刷の有無が決まる構造になっている。販売ページによって型番の表記が「EW056A」「EW-056A」のように揺れていることがあるが、これは表記の違いであって別モデルではない。購入時は型番だけでなく、付属インクの内容(セットアップ用か通常品か)が出品によって異なる場合があるので、商品ページの付属品欄も確認しておきたい。

キヤノンのTS3730は、エプソンの2系統とは別ラインの製品で、WiFi接続・スマホ対応・コピー/スキャン機能という基本構成はEW-056Aと共通している。ただし液晶の有無や自動両面印刷対応などの詳細仕様は販売ページごとに記載が異なるため、細かい機能差を比較する場合は購入前にメーカー公式仕様を確認したい。

基本スペック比較

画像 モデル名 発売時期 液晶画面 自動両面印刷 最大用紙サイズ
EPSON EW-056A EPSON EW-056A 2024年2月 なし 非対応 A4
EPSON EW-456A EPSON EW-456A — 1.44型 対応 A4
Canon PIXUS TS3730 Canon PIXUS TS3730 — — — A4

※発売時期・液晶・両面印刷欄の「—」は公開情報で確認できなかった項目。購入前にメーカー公式仕様の確認を推奨。

レビューから見えるEW-056Aの満足点・気になる点

※ この項目は専門メディアのレビューと購入者の口コミをもとに構成しています。

満足の傾向としてよく挙がるのは、WiFi接続の設定が簡単で一度つながれば動作が安定していること、そして純正インクだけでなく互換インクも使えてランニングコストを抑えられる点。エプソン公式・ヤマダウェブコムの情報によるとL判写真1枚あたりのインク・用紙合計コストは約32.3円とされており、家庭で使う分には大きな負担にはならない水準。

気になる傾向としては、印刷・スキャンの速度が価格の割に遅いという指摘が複数見られる。マイベストの検証によるとL版写真の印刷スピードは約74秒で、大量枚数を一気に印刷する用途には向かない。年賀状を数十枚単位で刷る、資料を頻繁にコピーするといった使い方だと待ち時間がストレスになりやすいため、その場合はEW-456Aや他社の中位機を検討したほうが快適さは変わってくる。逆に月数枚〜十数枚の印刷であれば、速度の遅さを気にする場面自体が少ない。

よくある質問

Q. EW-056Aは自動両面印刷ができないと聞きましたが、両面印刷自体は不可能ですか?
自動両面印刷機能(用紙を機械が自動で裏返す機能)が非搭載というだけで、手差しで用紙を裏返して両面印刷することは可能な設計になっている。頻繁に両面資料を作るなら手間が増えるため、その用途が多い人はEW-456Aのほうが作業時間を短縮できる。

Q. EW-052Aの在庫品が安く売られている場合、EW-056Aの代わりに買っても問題ないですか?
マイベストの検証では両機種の価格・性能はほぼ同等とされており、機能面で大きな差を心配する必要は薄い。ただし旧世代のためメーカーのサポート・インク供給が先に終了する可能性がある点は考慮したい。長く使う前提なら現行のEW-056Aを選ぶほうが無難。

メーカー公式サイトおよび各販売ページの記載、価格.comのユーザーレビューを参照しました。


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